2012年 03月 05日
3/6~3/11 「MEISEI選抜日本画展」 新進作家の発表の場を増やす事で作家活動の応援をしていきたいとの 思いから若手応援企画をスタートしました。 日本画家10名による展覧会です。どうぞご高覧ください。 作家 石田 翔太、井手本 貴子、伊藤 なおみ、閑林 宏祐、齋藤 雅恵、 清水 美沙、高野 純子、長澤 芙美、福田 季生、吉岡 佐知 作品コメント及び作家略歴 石田 翔太 ISHIDA shota ________________________________________ 野良猫は何処からか現れて、そこにふと佇み、また、はらり股旅へと消えていく。 外気の冷たさと湿り気を、ぬるんと羽織り、往く姿には、 ああ、何とも言えない、じぃんとした憧れのようなものを抱いてしまいます。 1983 滋賀県生まれ 2007 日展 入選(国立新美術館/東京) 2008 日春展 入選(松屋銀座/東京) 京展 入選(京都市美術館) 臥龍桜日本画大賞展 入選(同09年入選) 京都市立芸術大学大学院修士課程前期 修了 京都市立芸術大学修了制作展 大学院市長賞 個展(画廊後素堂/京都) サイレントアクア(京都市立芸術大学ギャラリー@kcua) 井手本 貴子 IDEMOTO takako ________________________________________ 人は積み重ねてきた経験から『その人らしさ』をつくっていく。 そして、わずかな動作や表情からそれらを垣間みる事ができる。 ふとした時の何気ない仕草をとても愛おしく想えた時、 その一瞬の輝きを画面にとどめたいと思う。 1981 広島県に生まれる 2005 京都市立芸術大学美術学部日本画卒業 卒業制作 市長賞受賞 春季創画展 入選(同06~09、11年 06、10年春季展賞) 創画展 入選(同06~08、11年 10年創画会賞) 2006 グループ展 筍々会展(京都文化芸術会館 同07、08年) 上野の森美術館大賞展 入選 2007 京都市立芸術大学院美術研究科絵画専攻日本画修了 修了制作展 大学院市長賞 京都市立芸術大学非常勤講師就任(総合基礎) はなび展(画廊後素堂/京都 画廊ビーナス/京都 同09年) 2010 グループ展 CLASS展(大丸心斎橋店/大阪) 2011 グループ展 後素展(画廊後素堂/京都) 第四回日本画新展(美術館「えき」KYOTO) 現在 京都市立芸術大学 非常勤講師(日本画) 創画会准会員 伊藤 なおみ ITO naomi ________________________________________ 花を見つめる写生と日本画の制作から、花は、生命の生成と消滅という、 自然の営みを表す、モデルであると捉えるようになった。 植物を、絶えず地から湧き出させるものと、同じ生命力が、 私をも生かしている。絶えずふきこまれる息吹に、驚嘆を感じている。 1984 静岡県磐田市生まれ 2010 「京都市立芸術大学修了制作展」奨励賞 個展「月冴え」gallery-i(京都) 「京都芸大日本画の現在Ⅱ展」(京都) 「第37回創画展」入選 2011 「第20回奨学生展」佐藤美術館(東京) 「京都花鳥館賞奨学金2011」優秀賞 2012 「第18回松白伯美術館花鳥画展」優秀賞 京都市立芸術大学博士後期課程研究領域日本画 在学 閑林 宏祐 KANBAYASHI kosuke ________________________________________ 私の描く物は単純な物です。色数も少ないですが、 目で見る触感というものを感じて頂きたいと思います。 肌に触れる様に感じていだだければ、楽しいかと思います。 1977年生まれ 大阪府出身 2003年京都市立芸術大学 大学院修士課程美術科日本画専攻卒業 < 画 歴 > 2001 年 第28 回創画展入選( 京都市美術館、東京都美術館 ) --- 以降2011 年 第38 回まで入選 2002 年 第28 回春季創画展入選 ( 京都市美術館 ) --- 以降2010 年 第36 回まで入選 京 展 入選( 京都市美術館 ) 同2004 年 入選 2005 年 個展 閑林宏祐 展(京都 香老舗松栄堂 松吟ギャラリー ) 2006 年 コトノハ 展( 東京 画廊はね/ gallery d.g. ) コトノハ 展( 京都 石田大成社ホール) 同2010 年出品 風の音 展( 東京 画廊はね/ gallery d.g. ) --- 同2007 年 出 品 2007 年 個展 閑林宏祐 展( 京都 石田大成社ICB ) 2008 年 個展 閑林宏祐 展( 京都 石田大成社ホール ) UZU open house + 閑林宏祐展(兵庫県 有馬温泉 個人宅) 2009 年 荀荀展2009 出品 (京都文化芸術会館) --- 同2011 年 荀荀展2011 出 品 2010 年 第2 回京都日本画新展出品( 美術館「えき」KYOTO ) ---- 同2011 年 第3 回展出品 京都芸大日本画の現在Ⅱ出品 (京都市立芸術大学ギャラリー・アクア@アクアⅡ) 2011 年「日本画 きのう・京・あす」出品(京都府京都文化博物館 ) グループ展 後素展( 後素堂ギャラリー ) 現在 創画会会友 京都日本画協会所属 齋藤 雅恵 SAITO masae ________________________________________ 子どもにお話を語り聞かせるように絵を描きたいと思っています。 人が絵を見た時に、頭の中で絵が言葉に、言葉が絵になり、 一体となって物語が動き出すことがあります。 物語が動き出す時、画中の人も動きはじめます。 その時を創り出す人の心の動き、想像力の働きに興味があります。 1982年生まれ 2007 京都市立芸術大学美術学部美術科日本画専攻卒業 2008 パリ・エコール・デ・ボザール 交換留学 2009 京都市立芸術大学美術研究科絵画専攻修士課程修了 清水 美沙 SHIMIZU misa ________________________________________ 命あるもの、形あるものは常に変化していくものですが、 その存在の内には変わらない“何か”が潜んでいるように感じます。 対象と向き合い、目の前にある“何か”を探し当てるように制作して 行きたいと思っています。 1985 長野県生まれ 2009 京都市立芸術大学卒業制作展 山口賞受賞 京都市立芸術大学美術学部(日本画)卒業 2010 第21回臥龍桜日本画大賞展 入選 京都芸大日本画の現在Ⅱ (堀川御池ギャラリー@KCUA)出品 第37回 創画展 入選・奨励賞受賞 2011 京都市立芸術大学大学院修了 第37回春季創画展 入選 個展(ギャラリー恵風) 高野 純子 TAKANO junko ________________________________________ 生きものの何気ない日常の姿の、時間や季節、他の生きものとの 関わりといったその時々の環境の中に、穏やかながら確かに そこにあるその生きものらしさや、前後の動きを想起させる 気配に惹かれ、主に動植物を題材に描いています。 生きもののありのままの温かみを、ほんの少しでも感じて頂ける 作品を描きたいと思っています。 1986 石川県生まれ大阪府出身 2005 大阪市立工芸高等学校 美術科 卒業 2009 ホテルグランヴィア京都 学生日本画作品展 2010 京都市立芸術大学 美術学部美術科 日本画専攻 卒業 京都市立芸術大学 作品展 「山口賞」受賞 京展2010(京都市美術館/同11年) 京都芸大×大丸 日本画作品展CLASS(大丸心斎橋店) 2011 第46回 日春展 初入選 神戸アートマルシェ(神戸オリエンタルホテル) 長澤 芙美 NAGASAWA fumi ________________________________________ 「ぼくはまだ/猫の足音を聞いたことがない/桃色の耳の動きだけは知っているつもりだが」とは、ネコという名前のネコを飼っていた詩人・田村隆一の詩である。たしかに、筍の皮のように薄べったくてそれでいて海月のようにこりこりした耳や、真昼に三日月になる瞳や、月夜に響く恋人を呼ぶ声も、書道家の愛用する大きな筆のような黒くて太いしっぽの先端も、伸びて良し、丸まって良し、跳ねても良し、の完全無欠のしなやかな肢体も思い出せるのに、猫の足音というのは聞いたことが無いな、と思う。 兵庫県明石市生まれ 2006 京都市立芸術大学日本画専攻卒業 2008 個展 (石田大成社ホール) 2009 個展 (川田画廊) アートフェア「神戸アートマルシェ2009」 (神戸クラウンプラザ) グループ展「窓展」(同時代ギャラリー) 2010 個展 (池袋東武百貨店) グループ展「十点展tententen」(原田の森ギャラリー) 2011 個展 (船橋東武百貨店) グループ展「さすらいの日本画展」 (吉田町画廊/ゆう画廊) 福田 季生 FUKUDA kiharu ________________________________________ 日本画の線描の技法を踏まえながら、同時代に生きる いのちの気配を現代的にとらえていく。 現代に漂う、存在する事の「さみしさ」。 現在の自分にとって最も身近な「女性」の姿に託す事で、 言葉で語れないものまでもが表出する事を願って、筆を手に取る。 1985 奈良県生まれ 2008 京都市立芸術大学 美術学部美術科(日本画) 卒業 2010 「日本画三人展―空・花・水―」 /ヤマモトギャラリー(京都) 「京都芸大日本画の現在Ⅱ」展(京都) 「ギャラリーへ行こう」/数寄和ギャラリー(東京/滋賀) 2011 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了 京都芸大大学院修了制作展 個展/ギャラリー恵風(京都) 2012 「贈展」/ギャラリー恵風(京都) 吉岡 佐知 YOSHIOKA sachi ________________________________________ 自然にあるあらゆるものが、私を拒みはしないかわりに 混ざり合う事もない。常に互いがくっきりと存在していて、 まずは向かい合っているような緊張感。例えばこの実感を、 色彩や造形の表現にどう繋げていけるか探っています。 1971 大阪府に生まれる、現在京都市在住 1995 京都市立芸術大学美術学部卒業 1997 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了 2004 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)過程満期退学 公募展及びグループ展 1994 第46回京展 (98) 1995 第9回青垣2001年日本画展 (01) (青垣町公民館/兵庫, 洋協アートホール/東京) 1996 第28回日展 (97, 99, 00, 02~ 04, 06, 08) (東京都美術館/東京) 1998 第44回全関西美術展 (01,02,06) (大阪市立美術館/大阪) 1999 第34回日春展 (00, 02, 03, 05, 08, 09) (松屋銀座/東京) 2004 第10回花鳥画展(05) (松伯美術館/奈良) 第10回川端龍子賞展 (和歌山) 日韓美術学博士交流展(弘益大学 現代美術館/ソウル) 2005 現代日本画の試み展1,2 (HONMACHI ART GALLERY/大阪) 2006 第24回上野の森美術館大賞展 (上野の森美術館/東京, 京都府文化博物館/京都) コトノハ展 (ギャラリーd.g・画廊はね/東京 ,石田大成社ホール・ICB/京都) 現代日本画の試み展4 (HONMACHI ART GALLERY/大阪) 2007 re-concentration展(石田大成社ホール/京都) 現代日本画の試み展5 (HONMACHI ART GALLERY/大阪) 2009 第1回京都日本画新展 (美術館「えき」KYOTO/京都) 現代日本画の試み展6 (海岸通ギャラリーCASO/大阪) (10) ほしのは展 (石田大成社ホール/京都、大丸心斎橋店特選ギャラリー/大阪) 2010 第2回京都日本画新展 (美術館「えき」KYOTO/京都) コトノハ展 (石田大成社ホール・ICB/京都) 現代日本画の試み展7 (海岸通ギャラリーCASO/大阪) 染・陶・日本画三人展 (ギャルリー正觀堂/京都) 2011 第3回京都日本画新展 (美術館「えき」KYOTO/京都) 現代日本画の試み展8「軸装」 (ギャラリーマロニエ3F/京都) 日本画家の扇子・団扇展(同ギャラリー4F) 受賞歴 1995 京都市立芸術大学卒業制作展 山口賞 1998 第44回全関西美術展 マロニエ社賞 2001 第15回青垣2001年日本画展 大賞・文部科学大臣奨励賞 2002 第54回京展 市長賞 2002 第48回全関西美術展 第2席 2006 第52回全関西美術展 佳作 個展 2007 個展 (ギャルリー正觀堂/京都) 個展 (石田大成社ICB/京都) 2008 個展 (石田大成社ホール/京都) 2009 個展 (画廊 後素堂/京都) 2010 個展 (ギャラリー恵風/京都) 2011 個展 (画廊花みつ/大阪) 個展 (大和画廊/岐阜) パブリックコレクション 丹波市役所(旧青垣町役場) 京都銀行
by art-yoko
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